光ファイバーケーブルコネクタの種類
光ファイバーケーブルコネクタの種類
1. コネクタタイプによる分類
FC (フェライトコネクタ)
構造: メタルスレッド固定、セラミックフェライト、円形インターフェース。
特徴: 高安定性、強い振動耐性、通信ネットワークや試験装置で一般的に使用。
応用: 単モード光ファイバー、長距離伝送(例えば基地局、サーバールーム)。
SC (サブスクライバーコネクタ)
構造: 四角いプラスチックケース、プッシュプルプラグイン、セラミックフェライト。
特徴: 取り付けと取り外しが簡単、適度なサイズ、低損失。
応用: データセンター、ローカルエリアネットワーク(LAN)、FTTH(光ファイバー到戸)。
ST (ストレートチップ)
構造: メタルベイonet固定(BNCコネクタに類似)、円形インターフェース。
特徴: 高い機械的強度、マルチモード光ファイバーに適しています。
応用: 工業環境、キャンパスネットワーク、監視システム。
LC (ルーセントコネクタ)
構造: ミニ設計、四角いケース、セラミックフェライト。
特長: 小型サイズ、高密度、高密度配線に適しています。
使用用途: データセンター、スイッチ、高速ネットワーク(40G/100Gなど)。
MTP/MPO (マルチファイバターミネーションプッシュオン)
構造: 多芯統合(12/24/48コア)、矩形フェライト、プッシュプルロック。
特長: 高密度、大容量、並列光伝送をサポート。
使用用途: データセンターバックボーンネットワーク、5Gフロントホール、スーパーコンピューティングセンター。
2. 端面研磨方法による分類
PC (フィジカルコンタクト)
端面: 稍微凸の球面で、接触点が小さい。
特長: 反射損失が低く(-30dB)、短距離伝送に適しています。
UPC (ウルトラフィジカルコンタクト)
端面: 超精密球面研磨、より滑らか。
特長: 更に低い反射損失(-50dB)、高速ネットワーク(GPON、10Gなど)に適しています。
APC (アンゴルドフィジカルコンタクト)
端面: 8°ベベル研磨により反射光を減らす。
特長: 極めて低い反射損失(-60dB)、CATVや長距離単モード伝送に使用されます。